2010年10月08日

甕覗(かめのぞき)色はどうしてそう呼ばれるのか??

先日、紫紅社のツイッターで「甕覗(かめのぞき)色」についてお話をしましたが、名前の由来はまたブログで説明しますね−、と気軽につぶやいたところ知り合いから「いつすんねん?」と突っ込みが入りましたので、今します−。

「日本の色辞典」141ページに記載されている「甕覗(かめのぞき)色」部分をそのまま抜粋します。


 きわめて淡い藍色、もっとも薄い藍染といえるだろう。この色名のいわれには二説ある。
 一つは、藍甕(あいがめ)に布をほんのわずかの時間浸けて引き上げた、すなわち、布は藍甕のなかをちょっと覗いただけで出てきてしまったから染まりかたも薄い、というもの。
 もう一つは、甕に張られた水に空の色が映ったような淡い色合だから。こちらは空を写す甕を人が覗き見たもの。どちらにしても、遊び心いっぱいの色名である。
 「覗き色」ともいわれ、ほんの少し染まって白い布が白でなくなるためか、「白殺し」ともいわれていたという。

こうやって色名の由来を知ると「日本語はよくできているなー」と素直に感心してしまいますね。私がこのブログで使っている名前「茜」の由来も、これまた素直に「なるほどなぁ」と思うと同時に色ってやっぱり自然からきているのだと実感してしまいます。気が向いたらまた紹介していきます。

最後にお勧めしてしまいますが、「日本の色辞典」は読み物としてもおもしろいですよ。
http://www.artbooks-shikosha.com/shop/1101/9784879405494.html
* 少しだけこのページに「甕覗(かめのぞき)色」の写真が載っています。



posted by 茜色 at 19:26| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の色 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする